年間売上高:8200万

A2019年1月29日(フランス、アンジェ) – プラスチックカードパーソナル化および印刷システムのグローバルリーダー Evolisは、2018年度連結売上高8200万ユーロと、前年比2.5%の増収を達成しました。(為替変動の影響を除く場合は5.9%) 。

「Evolisは、2018年度の低調な上半期を終えると、下半期には二桁増収を達成しました。7月以降、当グループは事業準備の効果(主に米国における主力事業)、ヨーロッパおよびインドの新規事業の勢い、そして有利な為替レートにプラス影響を受けました。当社は総力を挙げて、今後の年度に力強い成長を達成できるように尽力し続けます。」
Christian Lefort, エボリス社最高経営責任者

2018年度下半期に事業は大きく好転

主力事業では2018年度第4四半期の売上高が1430万ユーロと、9.2%の増収となりました。2018年度第3四半期に見られた増収は、2018年度第4四半期によって裏付けられた形となりました。

2018年度における主力事業の売上高は前年比3.7%増の5580万ユーロとなりました(為替変動の影響を除く場合は6.8%増)。しかしこの業績だけを見ても、2018年の上半期と下半期の事業上の相違はわかりません。2018年度下半期の売上高は、前年同期に比べて8.2%の増収となりました。主力事業は、欧州で発表したEdikioソリューションに牽引されて欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域で増収となり、アジア太平洋地域でも増収となりました。

新規事業では、2018年度第4四半期は9.8%の増収となりました(為替変動の影響を除く場合は17.9%増)。南北アメリカ地域は銀行関連の事業が好転し、2018年度第3四半期に転じた基調を継続しています。EMEA地域はEdikioソリューション発表に伴うヨーロッパでの増収に牽引されました。

新規事業の当期売上高は2200万ユーロとなっています(為替変動の影響を除く場合は6.3%増)。2018年度上半期は、

  • 中東とラテンアメリカへの政治的打撃、および
  •  不利な為替レート、という経済的な背景に影響を受けましたが、2018年度下半期は2件の大型契約の履行によりプラスの影響を受けました(ドイツ大規模小売チェーンとのEdikioソリューションに関する契約と、インドのシステムインテグレーターとの契約)。下半期における新規事業は、前年同期比26%以上の増収となっています

地域別に見ると、当四半期および当年度はすべての地域において増収となりました。2018年、アジア太平洋地域(インドと中国を除く)は、政府および銀行関係の案件に牽引され、最も著しい増収を達成しました。南北アメリカ地域は足元の為替レートで4.4%(為替変動の影響を除く場合は10.1%)という増収基調で推移しており、同地域で展開した案件に加えて、下半期の米国における主力事業の基調回復を要因として好業績となりました。EMEA地域ではEdikioに牽引されたヨーロッパが特出しており、中東における減収の影響を相殺しました。

2019年1月、Evolisは日本に子会社を設立し、現地パートナーとの関係強化や、新規パートナーシップの構築を図っています。

22020年の目標を修正

「2018年度上半期には外的なマイナス要因の影響があったものの、当社は2018年度下半期に大幅な増収を達成しました。当社はこの基調を維持して想定通りの勢いを得るために、各方面で取り組みを継続して参ります。成長を達成する力が当社にあると固く信じておりますが、2018年度の業績を鑑みて、当社は売上高1億ユーロという目標達成の見通し時期を2021年に延期いたしました。」
Emmanuel Picot, エボリスの会長